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丸紅アクセスソリューションズ 「VECTANT SDM」が好調 MDMの「活用」を視野に130社が導入
2012/10/25 20:10
週刊BCN 2012年10月22日vol.1453掲載
橋口信平・営業本部モバイルソリューションチーム部長は、「他社が提供しているMDMの多くは端末の管理が中心だが、端末を利用する社員がそれを業務に生かすことが重要だ。端末を管理しながら有効活用できることを重視した」とアピールする。
「VECTANT SDM」向けアプリケーションを増やすためにAPIも公開しており、ISVをはじめとして販社のSIerが自社アプリケーションと連携させて提供する事例が出てきているという。販社にとっては、自社アプリケーションでストックビジネスができるというメリットがあるわけだ。
目標は、提供後1年間で3万台、2年後に10万台、3年後に100万台に導入することを目指している。すでに、3000端末を対象とした大型案件を獲得したほか、直近ではカー用品専門店のオートバックスから1000端末規模の案件を受注した。大企業からの引き合いだけでなく、中小企業でもフィーチャーフォンからスマートフォンへの買い替えが進んでいることからも、「目標は達成できる」と見込んでいる。
なお、同社ではMDMの技術を生かして、スマートフォンやタブレット端末をデジタルサイネージとして利用できるようにするサービスも提供しており、「企業のMDMが進み、次のステップとしてデジタルサイネージも提案していく。流通業を中心にアプローチをかけていく」との方針を示している。(佐相彰彦)
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