ニュース
<BCN Conference 2012>NTTコミュニケーションズの工藤潤一部門長「M2Mアプリケーション開発に商機」
2012/10/18 20:11
M2M(Machine to Machine)は、機器同士がIPネットワークを通じてリアルタイムで情報を交換し会う技術。10年ほど前からある技術だが、ここ数年のモバイルコンピューティングの普及によって、ビジネスとして注目を浴びるようになっている。
工藤部門長は、国内のM2Mクラウド市場は、2012年度を本格成長への変曲点として、2015年までに3300億円に拡大するという予測を語ったうえで、「M2Mソリューションに必要なデバイスやセンサはメーカーが提供し、モバイルネットワークやクラウドプラットフォームは通信キャリアとクラウドベンダーが提携するかたちで提供。そして、プラットフォームの上で動くアプリケーションの開発は、SIerにとってのビジネスとなる」と、エコシステムの構成を説明した。
さらにM2Mの適用事例として、バスの位置情報を収集して利用者のモバイル端末に提供するバスロケーションシステムやビルでのエネルギー監視、電気自動車(EV)カーシェアリング、飲料系自動販売機向けのオンライン検量システムなどを紹介。NTTコミュニケーションズのM2M関連商材として、パブリッククラウドサービス「Cloud n」や、インターネット接続サービス「OCNモバイルM2M」、閉域接続サービス「Arcstar Universal OneモバイルM2M」などをアピールした。(ゼンフ ミシャ)
・ソフトバンクBB、使いやすさを追求したソリューション提供をアピール
・日立システムズ、コストをかけずにクラウドビジネスを始める方法を伝授
・地域のITベンダーが熱く語る「新ビジネスモデル」創造への取り組み
・イーストマン・コダック、ドキュメントイメージングとモバイル/クラウドとの連携を深める
・JBアドバンスト・テクノロジー、ハイブリッド・データスペース(HDS)のコンセプトを披露
・NTTコミュニケーションズの工藤潤一部門長「M2Mアプリケーション開発に商機」
・DTCの八子知礼氏が基調講演、「生き残るために、モバイル向けビジネスが必須」
- 1
関連記事
NTTコミュニケーションズ “パケ放題”のような安価なパブクラ 中小ソフト会社に開発環境を提供
<有力ベンダーが語るビジネス戦略とパートナー施策>NTTコミュニケーションズ 攻めのICTとして、クラウド活用を訴える
<Industry Chart 業界の今を俯瞰する>M2M回線市場 2016年、契約数が2000万件を突破 電力管理の需要拡大が後押し
外部リンク
NTTコミュニケーションズ=http://www.ntt.com/
「BCN Conference 2012」=http://biz.bcnranking.jp/sp/conference2012/