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<BCN Conference 2012>地域のITベンダーが熱く語る「新ビジネスモデル」創造への取り組み
2012/10/18 20:10
新しいビジネスモデルについて、アイ・エンターの入江代表取締役は、「これからは、中小企業が1社だけで勝ち上がっていく時代ではない。アライアンスなど、他の企業と手を組んでいくことが重要だ。例えば当社は、スマートフォン研究会に参加することで横のつながりをつくっている。情報をお互いがシェアしながら、ビジネスモデルを創造している。研究会でメーカーとの関わりも深めていって、中小からスマートデバイス市場を活性化したい」と意欲をみせた。
スマートデバイス関連事業に関する取り組みについて、アンデックスの三嶋代表取締役は、「東日本大震災の直後は、仕事がほとんどなくなってしまい、このままでは会社がだめになってしまうという危機感を抱いた。そこで、余っているリソースをすべてつぎ込んで、以前から企画していたスマートフォン事業を開始した。宮城モバイルデバイス研究会に参加したり、地方の大学と共同研究したりしている。スマートデバイスでは、UI(ユーザーインターフェイス)が大事だと考えているので、大学ではシステムの研究室ではなく、デザイン関連の研究室と共同研究を行っている」と危機から脱出を語った。
ネクストビジョンの有馬社長は、地方でスマートデバイス関連の事業を展開していることについて「地方では、新しいことをするとすぐに注目されるが、なかなか仕事にはならない。なぜなら、知名度がなく、大手に顧客を取られているからだ。しかし、スマートデバイス向けのアプリケーションでは、顧客はどこのベンダーのアプリケーションなのかということはあまり気にしない。そこに勝機がある。地方の中小企業と連携しながら、『こんな企業があるんだ』ということを知ってもらい、地産地消を目指したい」と意気込みを語った。(真鍋武)
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外部リンク
アイ・エンター=http://www.i-enter.co.jp/
アンデックス=http://www.and-ex.co.jp/index.html
ネクストビジョン=http://www.nextvision.co.jp/index.html
「BCN Conference 2012」=http://biz.bcnranking.jp/sp/conference2012/