ニュース

日立製作所、エンタープライズ向けの機能を搭載したユニファイドストレージ

2012/10/09 20:11

 日立製作所(中西宏明社長)は、エンタープライズストレージで培った機能を搭載したユニファイドストレージ「Hitachi Unified Storage VM」を、9月26日に発売した。

 エンタープライズディスクアレイ「Hitachi Virtual Storage Platform」で活用されているストレージデバイス仮想化機能「Hitachi Universal Volume Manager」とリモートコピー機能「Hitachi Universal Replicator」をミッドレンジストレージのハードウェアに搭載し、コストを抑えつつ高い運用性や信頼性の高いデータ保護を実現するユニファイドストレージ。従来のミッドレンジストレージの上位に位置づけられる。

 ストレージデバイス仮想化機能「Hitachi Universal Volume Manager」を搭載することによって、機種の異なるストレージ装置のボリュームを1台の「Hitachi Unified Storage VM」のボリュームとして最大64PBまで一元管理でき、大規模システムへの対応と運用管理にかかる負担を軽減する。

 また、リモートコピー機能「Hitachi Universal Replicator」では、ストレージシステム間でのデータ複製をサーバーによるデータ更新と非同期で行うことで、距離の離れた遠隔サイトであってもサーバーの業務処理に影響を与えずにデータを複製できる。さらに、データ更新を更新順序も含めてストレージ装置内のジャーナル(変更履歴)ファイルに記録して遠隔サイトに転送するので、回線帯域の変動影響を受けにくく、データ更新順序を更新単位で保障した信頼性の高いデータ複製ができる。

 価格は、2902万2000円から。導入サービス費用など初期費用は別途必要となる。
  • 1

関連記事

大連華信計算機技術 日立「JP1」で事業を伸ばす 認定資格技術者100人余りを育成

日立と京大、石英ガラスにCD並みの容量のデータを記録する技術を開発、数億年のデータ保存を実現

日立とレッドハット、サーバー1台で複数の仮想化ソフトの動作を実現

日立の“神社”を心を込めて参拝

日立、HDD容量を拡張した仮想ファイルプラットフォームのエントリモデル

外部リンク

日立製作所=http://www.hitachi.co.jp/