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CA Technologies、仮想化でアプリケーション開発を支援する「CA LISA」を国内で販売
2012/09/21 20:09
「CA LISA」は、CAが2011年6月に買収したサービス仮想化ソリューションベンダーのInteractive TKOのテクノロジーをベースとしたサービス仮想化ソフト。これまで北米を中心に、約140社が導入した実績をもつ。日本では、ダブルバイト文字に対応したものを提供する。
連携先のシステムを仮想化することでテスト工程の制約を排除し、開発期間の短縮やインフラストラクチャの投資削減、アプリケーション開発の品質向上に貢献する。
連携先システムとの通信内容をキャプチャし、記録することで、仮想サービスを自動で生成。キャプチャができないときは、静的に生成する。GUI(グラフィカルユーザインタフェース)による簡単な操作で仮想サービスをリモートの仮想サービス実行環境(VSE)に配備・起動したり、VSEを用途や負荷に応じてマルチサーバーの構成にスケールアウトしたりすることができる。
米CA Technologiesのジョン・マイケルセンCTO(最高技術責任者)は、「アメリカのある銀行は、『CA LISA』の導入によって、07年から08年にかけて、パフォーマンス関連の問題を80%削減できた」とアピールした。
対応環境はWindows 7とRed Hat Linux。ターゲットは、業界を問わず、ミッションクリティカルなシステムをもち、開発やエンハンスに積極的な企業だ。価格は4680万円からで、13年3月31日までは2925万円から販売する。
LISA(サービス仮想化)ソリューション部の佐藤輝幸担当部長は、「サービス仮想化はテストツールとは異なるもので、これまで日本にはなかったソリューションエリア。日本でこの市場を開拓していく。アプリケーション開発の常識を覆す“ニューノーマル”を実現したい」と意気込みを語った。(真鍋武)
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