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日本IBM 低価格Linuxサーバー「PowerLinux」 エントリ機種がパートナーに好評
2012/09/20 20:09
週刊BCN 2012年09月17日vol.1448掲載
「IBM PowerLinux 7R1」は、プロセッサに「POWER7」(8コア/32スレッド/3.55GHz)を搭載したLinuxサーバーで、今年4月に発売した「IBM PowerLinux 7R2」のエントリモデルである。「7R2」に比べて処理性能はやや劣るが、価格は約50万円抑えて103万300円とした。高橋信・理事システム製品事業パワーシステム事業部事業部長は、「ユーザー企業は、『POWER』の高い信頼性と性能を、x86サーバー並みの価格で手に入れることができる」とアピールする。Linuxを活用するユーザー企業が増えていることから、価格を大幅に下げて商品化した。Linux搭載のx86サーバーの置き換えマシンとして提案していく。
日本IBMのビジネスパートナーである福岡情報ビジネスセンター(FBI)とウチダスペクトラム、AITの3社は、「IBM PowerLinux 7R1」を活用したソリューションの販売に意欲を示し、8月1日に検証センターをそれぞれ設置した。FBIの武藤元美代表取締役は、データセンター(DC)での利用に価値を見出しており、「『POWER』の性能をこの価格で利用することができるのは、驚異的なこと。DCで利用すれば、これまで以上に安い料金でユーザー企業にクラウドサービスを提供することができる」と歓迎している。
また、AITの市田尚宏・取締役常務執行役員技術統括本部長は、「OSSのデータベース『PostgreSQL』との組み合わせたシステムの販売に力を入れる」としており、ウチダスペクトラムの万代豊ディレクターは、「データ検索システム『SMART/InSight G2 Open』との連携ソリューションに効果的」とみている。(木村剛士)
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