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IDC Japan、国内ストレージサービス市場の動向を発表、2016年までの年平均成長率は1.4%
2012/09/11 20:09
11年の国内ストレージサービス市場の売り上げは、前年比2.6%の増の2008億3400万円だった。11年から16年までの年平均成長率(CAGR)は1.4%で、16年の市場規模を2157億円と予測した。
11年の国内ストレージサービス市場は、プロフェッショナルサービス、保守サービスともに売り上げを伸ばした。とくに構成比の高い保守サービスの回復が市場全体の拡大に貢献。メインフレーム向けサービスは減少したが、オープン系システム向けのサービスが成長したことで、保守サービスの売り上げが伸びた。
プロフェッショナルサービスでは、コンサルティングが市場セグメントのなかで最も高い前年比5.7%増を記録した。仮想化技術導入によるインフラ環境の変化、運用の効率化/自動化を目指した再構築、無停止でのシステム更改などのコンサルティングに対するニーズが高かった。
鈴木康介ストレージシステムズ リサーチマネージャーは、「ユーザー企業には、ITインフラ全般の運用効率化を図る改革機運があることと、東日本大震災を契機とした事業継続/災害対策の見直しの傾向が強いことなどが成長に寄与した。今後も、ストレージ統合、自動化、災害対策強化など、従来のストレージインフラ運用改善の動きに加え、ビッグデータの活用事例に触発された企業内データ運用の見直しなどによって、ストレージサービスへのニーズは拡大する」と分析した。(真鍋武)
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