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日本オラクルとSCSK、「Oracle Exadata」をライオンが導入、SAPの会計システム向けのDB基盤を刷新
2012/08/27 10:50
「Oracle Exadata」の高いパフォーマンスやデータ圧縮などのコスト削減に寄与する機能、複数の「Oracle Database」を簡単に統合できる利便性を評価して採用を決定した。導入は、「Oracle Advanced Customer Services」のSAPDB移行サービスを活用し、約2か月半で完了した。
ライオンは、会計システム向けのDB基盤を「Oracle Exadata」へ移行したことで、アドオン帳票のDB処理を高速化するなど、SAP FI(財務会計モジュール)の標準モジュールやアドオンの区別なく、3~20倍、性能が向上したという。「Oracle Exadata」のデータ圧縮技術を活用してDBのストレージ使用量を約50%削減し、異なるシステムの集約・統合も実現。従来の会計システム向けDB基盤に比べ、年間約1000万円の運用・保守コストを削減した。
導入にあたっては、SCSK(中井戸信英社長)が導入プロジェクトの企画・立案、構築、保守・運用を担当。日本オラクルは、「Oracle Exadata」を活用した基盤システムの構築手法について、コンサルティング・サービスを通じてプロジェクトの推進を支援した。
日本オラクルによると、SAP向けのDB基盤として「Oracle Exadata」を活用する事例は、国内で初めて。(真鍋武)
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