アイティフォー（東川清社長）は、ラックやサーバー、電源、空調設備など、データセンター（DC）に設置するIT・ファシリティ機器をリアルタイムで統合管理する「データセンター管理ソリューション」を発売した。

　イラスト化した機器のデータをドラッグ＆ドロップするだけで、ラック構成図やフロア図などを簡単に作成することができ、シミュレーションに費やす作業時間を半減できる。DC内に環境センサを設置してDC内の温度状況を把握し、データにもとづいてエアコンの温度を調整して省エネを図ることもできる。

　来春には、電力や空調システムを「見える化」するオプションを発売する。電力は、電力会社の電力がラックの機器に接続されるまでの結線図と利用中の系統状況を表示。空調は、その処理能力と使用率、稼働状況を図表で示して、万一の際には迅速に切り分ける。

　価格は、アプリケーションのライセンス価格が30ラック相当（サーバー約600台）で560万円から。DC事業者をターゲットに、今後1年間で4億円の販売を目標としている。