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三菱電機 成長率20%のクラウド事業 500億円の売上げを目指す
2012/08/23 10:50
週刊BCN 2012年08月13日vol.1444掲載
三菱電機 古家俊幸部長 |
MIND 今村和幸部長 |
現段階では直販を中心として金融や製造、運輸などの業界でユーザー企業を獲得。古家俊幸・インフォメーションシステム事業推進本部技術企画部長は、「大手企業の案件が多い」という。昨年度は、「DIAXaaS」に関連する事業の売り上げの伸び率が20%に達した。
三菱電機がグループ会社の提供するクラウドサービスの統合化を図ったのは、MINDのDCを有効活用して案件を増やすことが狙い。MINDの今村和幸・セキュリティ・プラットフォームサービス事業部プラットフォームサービス第二部長は、「最近は、システム構築のニーズが複雑化しているだけでなく、案件によっては個別に対応しなければならないケースがあり、一案件あたりのシステム構築期間が長くなっている。平準化できる部分はクラウドサービス化することで、多くの案件を獲得することにつなげる」としている。
案件の増加に向けて、大手企業だけでなく、中堅企業などユーザーのすそ野を広げることも視野に入れており、「今は直販がメインだが、今後はSIerとパートナーシップを深めるなど、販売パートナーの開拓も模索していきたい」(古家部長)との考えを示している。(佐相彰彦)
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