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GRANDITコンソーシアム 「GRANDIT DAY 2012」を開催 市場トレンドに対応する新版を発表
2012/08/23 14:40
週刊BCN 2012年08月13日vol.1444掲載
イベントの会場では、グローバル対応、グループ導入、データ活用、スマートデバイス、クラウド・最新技術などのテーマごとに、ソリューションを紹介。パートナー企業であるインフォコムは、「GRANDIT」に標準で搭載しているBI(ビジネスインテリジェンス)機能と連携する「BIダッシュボード for GRANDIT」をアピールした。
とくに興味深かったのが、インフォベックの高橋昇・社長室室長が講演を通じて説明したERP「GRANDIT」の中長期的なロードマップだ。「GRANDIT」は、現在550社超への納入実績をもち、そのうち約60%をグループ共同利用が占める。高橋室長は、海外展開を支援する製品ラインアップや機能の拡充をはじめ、導入期間やコストを圧縮するAPIの整備、大量データに耐え得る性能の強化、新たなテクノロジーに対応するためのパートナー制度の見直しを成長戦略として示した。
今年10月以降、新機能を順次リリースする。直近では、新版「GRANDIT 2.0」を投入。購買や貿易管理の機能を拡張するほか、「Microsoft SQL Server 2012」「Microsoft SQL Server Reporting Service」を採用。海外展開やパフォーマンスの向上、より高度なデータ活用を可能にする。
同じタイミングで、「スマートデバイスフレームワーク」と「Active Directory」認定オプションの提供を開始するという。「スマートデバイスフレームワーク」は、開発プラットフォームの違いを吸収する開発フレームワークとウェブAPI、パートナー企業が提供するモバイルソリューションから成る。
このほか、特定のテクノロジーやサービスに強いパートナー企業で構成する新たな枠組みである「アライアンス・ボード」の充実を目指す。(信澤健太)
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