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NEC、第1四半期の連結業績は減収、赤字幅は100億円超の縮小
2012/08/02 20:08
ITサービスとコンピュータ、ソフトウェアの開発・販売のITソリューション事業は、売上高が前年同期比5.0%増の2492億円、営業損益が58億円の赤字(前年同期は128億円の赤字)だった。ITサービスは、通信業、製造業、流通サービス業が好調で、プラットフォームでは、ハードウェアや企業ネットワークなどの大型案件が増えた。営業損益は、売り上げの増加や人件費などの費用削減によって、前年同期比で赤字幅が70億円縮小した。
ネットワーク構築などのキャリアネットワーク事業では、売上高が前年同期比10.9%増の1413億円、営業利益が112億円(前年同期は24億円)だった。国内のデータトラフィック量の増加によるインフラ需要を取り込んだことで、売り上げが増加した。
通期の業績予想は期首のままで、売上高が前年度比3.7%増の3兆1500億円、営業利益が1000億円(前年度は737億円)、経常利益が700億円(同421億円)、最終損益が200億円の黒字(同1103億円の赤字)。
川島勇取締役執行役員兼CFOは、「第2四半期は、業績予想を最低基準として人員削減などの構造改革を進め、好調なセグメントで業績を上積みする。人員削減は9月末までには確実に終わらせる。第3四半期以降で、その効果が数字に表れてくるはずだ」とした。(真鍋武)
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