ニュース
レノボとEMC、広範なパートナーシップを締結、サーバー技術開発プログラム立ち上げへ
2012/08/01 20:08
パートナーシップによって、レノボは業界水準のサーバーとネットワーク・ストレージ・ソリューションの領域での地位を強化する一方、EMCは中国をはじめとする高成長市場での事業拡大を図る。
具体的な施策として、まず、x86サーバーの分野でレノボの力を拡大するために、共同のサーバー技術開発プログラムを設立し、ここで開発するサーバーをレノボから市場に送り出す。また、レノボのサーバーを徐々にEMCの一部のストレージ・システムに組み込んでいく。
次段階では、EMCがレノボの販売網を活用して、ネットワーク・ストレージ・ソリューションを中国向けに提供。グローバルの成長市場にも提供する。
さらに、両社は2012年末をめどに、中堅・中小企業(SMB)向けのローエンドNASに特化した合弁会社を設立する。合弁会社は、レノボが株式の過半数を取得し、EMCがIomega事業部の資産やリソースを提供するかたちで、グローバルでSMB向けNAS市場を開拓する。(ゼンフ ミシャ)
- 1
関連記事
レノボとNEC パソコン提携から1年、利益向上に注力 組織を再編し、共同体制の構築を急ぐ
レノボとNECがパソコン新会社設立で会見、「3年後に国内シェア30%を取る」と高須社長
レノボグループ 米IBMのパソコン事業買収完了 世界第3位のパソコンメーカー始動
EMCジャパン、2012年の事業戦略を発表、2ケタ成長の維持へ