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カシオ、手書きとデジタルを融合した「Paper Writer」など、法人向けタブレット端末4機種
2012/07/30 14:38
耐衝撃フレーム構造を採用するとともに、衝撃吸収性能にすぐれたエラストマー樹脂製のプロテクションをコーナー部に備えるなどの強化策によって、落下強度1.0mを実現。IP54相当のJIS防沫形に準拠し、氷点下(-20°C)の動作にも対応している。
バッテリには大容量リチウムポリマー充電池を採用。徹底した省電力設計を行うことによって、「Paper Writer V-N500-WJ」「V-T500-WJ」は約12時間、「Paper Writer V-N500-J」「V-T500-J」は約10時間の連続動作を実現した。充電池はパック式なのでユーザーが交換を行うことができ、交換時は副電池によって状態を保持する。また、別売の充電器は非接触充電方式で、クレードルに置くだけで充電できる。
本体には、マルチフィンガータッチとペン入力に対応したLEDバックライト搭載の10.1型液晶、500万画素のインカメラ(前面)とアウトカメラ(背面・LEDライト付き)、RFIDタグにも対応するNFCリーダーライターを搭載。また、NTTドコモのLTEサービス「Xi(クロッシィ)」対応モデルも用意している。
このほか、IEEE802.11a/b/g/n準拠の無線LAN、Bluetooth 4.0+EDR/LEに対応し、SDHC/SDカードスロットとmicroSDHC/microSDカードスロットの二つのメモリカードスロットを備える。また、電子カタログ配信サービス「Book in Cloud」に対応する。
「Paper Writer V-N500-WJ」と「Paper Writer V-N500-J」は、紙に手書きした議事録や報告書、商談メモなどの文書を、本体前面のインカメラで撮影することでデジタル化する「文書リーダ」機能を備える。撮影方法は、ブックカバー型ケースの対面に用紙をセットして、ケースを閉じる際に自動的に撮影を行う「ページ閉じショット」と、ケースをスタンドにして本体を横置きにして、用紙を手前に置いてページをめくるたびに自動で撮影する「ページめくりショット」の2種類を用意する。撮影データは歪みを自動補正し、スケジューラと連動したイメージデータとして保存する。
手書き文書は、取込み時に日時とスケジューラの要件から検索用のタグを自動生成。目的の文書をすばやく見つけることができる。また、手書きのマークを検出し、マーク別に分類して表示する機能を備えている。
さらに、名刺の文字を認識して、会社名や部署名、氏名、メールアドレス、所在地、電話番号などの項目をアドレス帳に自動的に登録する「名刺リーダ」を搭載する。
両機種とも、サイズは幅270.0×高さ30.0×奥行き220.0mmで、重さは約1.3kg。実勢価格は、「Xi」搭載モデルの「Paper Writer V-N500-WJ」が23万円前後、スタンダードモデルの「Paper Writer V-N500-J」が20万円前後の見込み。
「V-T500-WJ」と「V-T500-J」は、片手で縦横両方向に携帯できるハンドベルト、肩掛けでも使えるネックストラップ、スタンドとしても使用できる両面カバーを用意し、さまざまなビジネス現場での運用に柔軟に対応する。
両機種とも、サイズは幅269.0×高さ14.4×奥行き190.0mmで、重さは約780g。実勢価格は、「Xi」搭載モデルの「V-T500-WJ」が13万円前後、スタンダードモデルの「V-T500-J」が10万円前後の見込み。
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