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TIS、御殿山DCに「EAラボ」を開設、第一弾はOracle DBマシンなどの検証環境
2012/06/19 10:49
「EAラボ」の開会式には、TISの桑野徹社長と日本オラクルの志賀徹也副社長らが出席。桑野社長は、「御殿山DCに設置した実機を使ってハードやソフトの実証実験を行うもので、システム導入の効果やリスクを事前に把握、最適化できる」と、ラボ開設の意義を語った。日本オラクルの志賀徹也副社長は、「EAラボで現行の基幹業務システムの最適化検証を積極的に行うことが、既存システムの運用コスト削減につながる」と、コスト削減への効果を訴求した。
大手ユーザー企業のIT投資の内訳をみると、は「およそ7割が運用コストに費やされている」(志賀副社長)という。ここを最適化することで、IT予算をより戦略的なシステム分野へ振り向けられる。TISのEAラボを活用することで、最適化の手法や効果、リスクなどをユーザーは事前に体験、把握できるようになる。TISでは、今後、Oracle以外の検証環境も順次拡充していく方針だ。
ユーザー企業の間では、アジア成長市場を含むグローバル規模での情報システム最適化やビッグデータ処理への対応、さらにはOracleとSun、IBM PureSystemsに代表される垂直統合型のアーキテクチャの台頭などを背景に、基幹系システムを抜本的に見直す機運が高まっている。(安藤章司)
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