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ノークリサーチ、2011年度の国内PCサーバー出荷台数調査、5.3%増で3年ぶりに53万台に
2012/06/18 10:49
一年を通じてITベンダーがデータセンター(DC)構築でサーバーを増やし、またユーザー企業がサーバーの仮想化と災害対策を施すためにシステムを増強したことなどが、出荷台数を押し上げた。
半期でみた場合の出荷台数は、上期が前年度比6.7%増の26万7852台で、下期が3.8%増の26万9991台。サーバーの形状別でみると、タワー型が11.2%増の19万325台(全体の35.4%)、ラック型が1.6%増の27万7130台(51.5%)、ブレード型が5.3%増の7万388台(13.1%)だった。
メーカー別のシェアは、NECが24.9%で首位。以下、日本ヒューレット・パッカード(日本HP)が22.9%、富士通が20.8%、デルが11.8%、日本IBMが9.2%、日立製作所が5.4%で続いた。
来年度の出荷台数は、通年で11年度から2.6%増の55万1599台を見込んでいる。(木村剛士)
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