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ディー・ティー・ジャパン、シリコンバッテリ搭載の蓄電池を開発
2012/06/07 10:49
新開発の蓄電池は、災害時や計画停電時の非常用電源としてだけでなく、節電のために早朝や夜間など、需要の少ない時間帯に電力を蓄え、ピーク時間帯の昼間に蓄電池の電力を使用するピークシフト対策として利用することもできる。稼働時の発熱もわずかで、安全性にすぐれたシリコンバッテリを採用し、リチウムイオン2次電池搭載製品に比べて、大幅な低価格化を実現した。
電池容量は432Wh、40型液晶テレビ(消費電力108Wh)で約4時間、デスクトップ型パソコン(消費電力120Wh)で約3.5時間使用でき、スマートフォンなら約30台分を充電することができる。
また、高出力、長時間の使用に対応するために、直列/並列に増設することができる。蓄電池を3台直列に接続することによって、1000Whの電力が出力できる。この場合、リチウムイオン蓄電池の平均販売価格60万円(1000Wh)の4分の1の価格で同等の電源として使用できる。
実勢価格は5万円前後。ディー・ティー・ジャパンでは、OEMで家庭や中小事業所などへの納入を進め、初年度1万台の販売を目指す。
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