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IDC Japan、2013年の中国IT市場は1730億ドル、初めて日本を上回る
2012/05/30 10:49
IDCは、中国の2013年のIT市場規模は1730億ドルに上り、日本の市場規模を4%上回ると予測している。消費者のIT需要と中国政府の「第12次5か年計画」によるIT支出機会の拡大が、中国IT市場の主な成長エンジンになっているとする。
同社の中国法人、IDC Chinaは、中国の企業向けIT市場では、企業内個人のモバイルアプリケーションの利用が増大し、それによって企業向けハードウェアやソフトウェア、システム構築の需要が促進されるとしている。公共分野では、中国政府が地域医療の改善を目指し、医療クラウドに関しての大規模なIT支出が見込まれているという。
さらに、電力需給を最適化する「スマートグリッド」の普及もIT支出を促進しそうだ。IDC Chinaによると、2011年に2か所で実施していたスマートグリッドの実証実験プロジェクトが完了し、今年からは全国規模でスマートグリッドの導入が予定されているという。(ゼンフ ミシャ)
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