ニュース
NECとシステム開発、宮崎県・熊本県の4町に基幹システムを提供、クラウドで共同利用
2012/05/29 10:49
NECは、地方公共団体の基幹系・内部系業務システム(住民情報・財務会計・人事給与など)をデータセンター(DC)からクラウドサービスとして提供する「GPRIME for SaaS」を10年1月から販売している。4町は、「GPRIME for SaaS」が提供する住民情報・税務・国保/年金などの住民情報システムや財務・会計など26の業務システムをサービスとして利用する。
導入にあたって4町は、従来の業務プロセスの見直しと標準化を図り、システムにかかるTCOの22.5%を削減した。また、高セキュア・高信頼のDCを利用することで情報漏えいのリスクを抑え、機器やネットワークを二重化することで、災害時の事業継続性を確保。さらに、これまで自前のシステム運用にかかっていた職員のリソースを住民サービスの強化に活用することで、住民満足度の向上を目指している。
県域を越えるネットワーク環境には、今年度から稼動開始している第三次総合行政ネットワーク(LGWAN)を利用し、高いセキュリティを確保しながら、高速通信でクラウドサービスを利用している。
4町による県域を越えてのクラウドサービス導入は、平成23年度「自治体クラウド・モデル団体支援事業」の指定を受け、4町はウェブ会議やグループウェアなどを活用し、効率的にサービス導入を実現した。4町は、他の団体へも参加を呼びかけている。
- 1
関連記事
NEC、世界初のコンピュータ構成拡張技術「ExpEther」を搭載した3製品を発売
NEC、節電機能を強化したビジネス向けパソコン、11タイプ31モデルを発売
<ITベンダーの企業系列マップ> NEC 265社の子会社を編成
NECとSAS、ビッグデータ事業で協業、SASのBA製品をNECの分析プラットフォームと連携
NEC、東京スカイツリーで地上デジタルテレビ放送用送信機をテレビ局3社に納入