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テンダ 中国事業を本格立ち上げ 主力商材を相次ぎ投入へ
2012/05/10 10:49
週刊BCN 2012年05月07日vol.1430掲載
吉村勇作専務 |
スマートデバイス関連ソフトでは、スマートフォン向けCMS(コンテンツ管理システム)「Smart Krei(スマートクレイ)」と、ソーシャルアプリ開発パッケージサービス「Social Krei(ソーシャルクレイ)」などの中国展開を有力視している。クレイシリーズは、スマートフォン向けゲーム関連分野を重視した設計になっており、例えば「Smart Krei」はコンテンツ販売、「Social Krei」はソーシャルゲームに焦点を当てる。吉村専務は、「中国はスマートフォン向けゲーム市場が急成長している。日本のゲーム分野は世界的にみても実績があり、国際競争力を発揮しやすい」と、とくにゲーム分野で勝機があるとみる。
テンダを中核事業会社とするテンダホールディングスは、中国への進出を見越した施策を着実に進めてきた。大連に開発拠点を設けるとともに、北京の営業体制の整備を進め、国内でも中国人スタッフの採用育成に取り組んできた。数年の間には、グループ全体の社員数のおよそ2割を中国人スタッフで占める勢いで推移しており、中国ビジネスをアジア進出の第1号成功事例にする構えだ。(安藤章司)
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