ニュース
レッドハット、Linuxディストリビューション製品「RHEL 5/6」のライフサイクルを10年に、サポートも強化
2012/04/11 10:49
「RHEL 6」のユーザー企業は、最大で10年間、製品のサポートが受けられるようになった。「RHEL 5」はサポート期間を13年間として、2020年まで受けられるようにした。サポート期間の延長によって、ミッションクリティカルな基幹システムを安定的に使えるほか、スケジュールに合わせてアプリケーションの導入や更新を行うことができるようになる。
「AMC」は、ユーザー企業がミッションクリティカルなシステムを安心して稼働できるように、問い合わせに対する応答の迅速化、緊急の問題解決プロセス、重大な問題のプロアクティブ通知などを実施するサポートプログラム。今回、OEMパートナーが「RHEL 6」にも適用したことで、ユーザー企業は「RHEL 6」を使って、サポートつきでミッションクリティカルなシステムを構築することができるようになった。
レッドハットの廣川社長は、「メインフレームが今でも1万台規模という国は、日本以外にない。ライフサイクルの延長や、OEMパートナーが『AMC』を『RHEL 6』でも適用してくれることによって、日本市場が大きく変わっていく」と、メインフレームを「RHEL 5/6」などLinuxで塗り替えることに自信をみせた。
会見には、米本社のジム・トットン副社長兼プラットフォーム事業部長も同席し、「カスタマーやパートナーの声を聞いた限りでは、10年というのが最も妥当だと認識している」と述べた。(佐相彰彦)
- 1
関連記事
レッドハット、「BEYOND LINUX事業」を2倍以上の売上規模へ、仮想化やクラウドを拡大
サイオステクノロジー、OSSの総合イベント「オープンソースサミット開催」、レッドハットが協賛
レッドハット、リセラーパートナーを倍の1000社に、事業戦略説明会で言及
レッドハット、「Red Hat Enterprise Linux 3」の延長サポートサービス
レッドハット、仮想化戦略製品がNTT Comのクラウドサービスのインフラに