ニュース
シーイーシー、スマートハウス規格「ECHONET Lite」軸にHEMS事業を拡大
2012/03/30 20:06
電力事情の悪化や首都圏での電気料金の値上げが懸念されるなか、ITを活用して省エネを実現するスマートハウス市場の拡大が見込まれている。シーイーシーは、「ECHONET Lite」規格の認証付与サービスに加えて、今後、HEMS(Home Energy Management System)と家電機器との接続性検証や、各種センサとスマートメーターとの接続検証などのメニューを追加し、スマートハウス関連の検証サービス事業で3年で10億円の売り上げを目指す。
シーイーシーは、1999年、携帯電話の動作検証を中心とする第三者検証サービスに参入した老舗ベンダー。2005年からは「PROVEQ(プロベック)」ブランドで事業を拡大してきた。スマートハウス市場では、2008年にエコーネットコンソーシアム認定の認証機関として「ECHONET」規格認証付与サービスを始めている。
「ECHONET Lite」は、スマートハウスを構築するために、HEMSと家電機器、スマートメーターや太陽光発電システムなどの機器間の情報のやりとりを規定した通信規格。2011年12月に、エコーネットコンソーシアムが一般に公開した。今年2月には、経済産業省がHEMSと家庭内機器をつなぐ標準インターフェースとして「ECHONET Lite」の推奨を決定している。(安藤章司)
- 1
関連記事
シーイーシーが社長交代へ、2012年2月1日付けで柏木茂常務取締役が昇格
シーイーシー、韓国大手通信事業者のLGユー・プラスとクラウド事業で提携
シーイーシー エネルギーマネジメント事業を拡大へ バッテリ診断で足がかり掴む
シーイーシー、Androidのシステム検証センターを川崎と北京に開設