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天津TIS海泰 クラウド事業を強化 「翔雲」をバージョンアップ
2012/02/23 20:04
週刊BCN 2012年02月20日vol.1420掲載
天津TIS海泰 丸井崇総経理 |
中国では世界で有力なクラウドサービスであるAmazon Web Services(AWS)やGoogleのシェアは低いものの、独自のクラウドサービスやネットサービスが隆盛を極めている。丸井総経理は、競争力を発揮していくためにはTISが強みとする「エンタープライズ分野で、高信頼、高品質の使い勝手のいいサービスをより強めていくことが必要」と判断。企業向けで受注を伸ばす「T.E.O.S.」のテクノロジーを積極的に採り入れていることで「翔雲2.0(仮称)」へとバージョンアップして、存在感を強めていく。
TISは、エンタープライズ向け情報サービスのうち、とりわけ金融分野に強みをもつ。天津TIS海泰が運営する約1200ラックの大型DCにおいても、中国地場系を中心とした金融・保険分野でのアウトソーシング案件をすでに多数受注済みだ。「今後は中国で需要が急拡大しているクラウドやネットサービス系の受注を増やす」と、中国市場の特性を捉えることで2015年度をめどに全ラックを完売する目標を掲げている。(安藤章司)
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