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「Parallels Summit 2012」で見つけた新潮流、ホスティング事業者にホスティングを提供
2012/02/17 20:04
大手ホスティング事業者の米ソフトレイヤーは、クラウド型や専用型、マネージド型など、さまざまな種類のホスティングサービスを提供している。現在は大手企業向けシステムのホスティングが主だが、最近は、ホスティング事業に意欲をみせるITベンダーへの提供が伸びているようだ。同社は、昨年、シンガポールに新しいデータセンター(DC)を開設し、アジア地域でのサービスを開始。日本では、東京にネットワークのアクセスポイントを開設している。
ルクセンブルグに本社を置く独ラックスクラウドは、クラウド型ホスティングサービスを中心に、多くのホスティング事業者を顧客として抱える。ホスティング事業に進出するITベンダーが多いとの情報をきっかけにビジネスを立ち上げたという経緯から、今後もユーザー企業よりSIerなどをターゲットにするという。
両社とも、パラレルスのパートナー企業として、サービス提供から配信、管理、課金などを自動化するソリューション「Parallels Automation」を採用。オペレーションが簡単なことが、ホスティング事業者の獲得につながっている。
最近では、クラウド化を要望するユーザー企業が増えており、SIerなど、これまでシステムを提供していた多くのベンダーはビジネスモデルの転換を迫られている。ソフトレイヤーやラックスクラウドなどのホスティング事業者向けホスティングサービスを利用するというのも、ユーザー企業の要望に応える手段として有効といえそうだ。(佐相彰彦)
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