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米パラレルス、「Parallels Summit 2012」を開催、SMBへのクラウド浸透策やAPSをアピール
2012/02/16 20:04
パラレルスは、サービスプロバイダ(SP)がSMBを対象にクラウドサービスを構築するための製品やサービスを提供。製品は、世界の上位30位以内に入る通信事業者のうち12社が採用し、2011年には新たに150社のSPが導入するなど、広がりをみせている。導入したSPをパートナー企業として位置づけ、製品だけでなくSMB攻略のコンサルティングも提供。SPのクラウドサービス事業の拡大を支援することで、SMBへのクラウド普及を目指している。
スティーンCEOは、「SMBのIT投資額は、全世界で1兆ドルに達している。大きな市場で、クラウドサービスが普及する可能性は非常に大きい」と述べたうえで、「クラウドサービスを広めていくためには、地域や業界などに特化した(SPの販社となる)リセラーが非常に重要となる」と説明。同社は、ISVの開発するSaaSアプリをSMBが利用する流通経路として、ISVとSMBの間にSPとリセラーが入るエコシステムの構築を進めている。
また「APS」に関して、「アプリケーションとクラウド基盤を統一するには、APSが必要となる」と訴え、APS準拠のウェブホスティング用コントロールパネル「Parallels Plesk Panel」の新製品を発売することも明らかにした。
基調講演では、昨年活躍したパートナー企業を称える「Parallels 2011 Partner Award」も開催。「Winners」に選ばれたパートナー企業に壇上でトロフィーを渡した。(佐相彰彦)
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