ニュース

NEC、クラウド型共通ソフト開発環境に「プログラマブルフロー」を導入

2011/12/01 20:04

 NEC(遠藤信博社長)は、自社のクラウド型共通ソフトウェア開発環境「ソフトウェアファクトリ」に、新ネットワーク制御技術「OpenFlow」に対応したネットワーク製品「UNIVERGE PFシリーズ(プログラマブルフロー)」を導入した。これによって、仮想環境を使った最適なネットワークを構築し、運用の効率化やシステムの信頼性向上を図り、ソフトウェア開発のQCD(Quality/Cost/Delivery)向上を実現する。

 「ソフトウェアファクトリ」は、2009年に開始したNECグループのクラウド型共通ソフトウェア開発基盤。サーバーや開発ツール、ソフトウェア資産、テンプレートなどを集中管理し、ソフトウェア開発の標準化、自動化を推進している。東日本と西日本の二つのデータセンター(DC)に開発環境を分散して、それぞれのDCで仮想サーバーを作成し、お互いにバックアップする体制だ。

 「ソフトウェアファクトリ」が使用する東日本と西日本のDCに「プログラマブルフロー」を導入したことで、DC間で自動的に最適な通信経路が設定され、仮想サーバーの両DC間での配置を柔軟に行うことができる。また、仮想サーバーの増設・移動時のルータとスイッチ類のさまざまな設定変更作業が容易にでき、運用負荷を大幅に軽減する。
  • 1

関連記事

<有力ベンダーが語るビジネス戦略とパートナー施策>NEC 災害に強い情報システムを目指す 人と地球にやさしい情報社会へ

NEC、今夏の自社の節電対策とエコソリューションを披露、「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2011」

NEC、最長10年の長期保守に対応した無停止型サーバー

NEC、ビジネス用途に適したAndroid搭載クラウドコミュニケータ

NEC、中堅・中小企業向けERPソリューション「DREAMTRAIN/EX」の機能を強化

外部リンク

NEC=http://www.nec.co.jp/