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アクロニス・ジャパン ビジネスの幅を拡大 地域に強いパートナーをリクルート
2011/10/13 10:37
週刊BCN 2011年10月10日vol.1402掲載
このほど来日した米アクロニスのワールドワイドセールス&マーケティング担当社長を務めるルオーン・ドゥドゥニ氏は、「当社は3年前から日本でビジネスを展開してきた。現在は、首都圏や大阪など都市部の企業を主なターゲットにしているが、これからは、各地域への展開に全力で取り組んでいく」と、新しい市場の開拓に注力する姿勢をみせている。アクロニス・ジャパンは、今年5月、販売パートナーの体制を大きく再編し、全国展開を得意とするダイワボウ情報システムなどを新規パートナーとして獲得。ドゥドゥニ担当社長は、今後も引き続き地域に強い販売パートナーをリクルートすることを方針として掲げ、事業を拡大する。
米アクロニスは、バックアップ市場が急拡大しているロシアや中南米など、全世界でのビジネス展開を加速している。日本は、東日本大震災によってデータバックアップやディザスタ・リカバリ(DR)の需要が増大しているとみて、これまで以上に重視する市場になってきたと捉えている。同社は数か月前に、バックアップやデータ保護、DRなどの機能を統合した新製品「Acronis Backup & Recovery 11」を米国などで投入し、年内には日本でも発売を予定している。これを主力商材として、販売の拡大を目指す。
SMB向けに強いアクロニス・ジャパンは、SMBに加えて、大手企業の部門ごとの導入に力を入れていく。大手ゼネコンの東急建設や北海道ガスなど、すでに導入実績があり、これらを踏まえて、大手企業向けの提案活動を強めていく。(ゼンフ ミシャ)
担当社長のルオーン・ドゥドゥニ氏
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