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グリーンIT推進協議会、省エネ・環境対策に貢献した企業を表彰、「グリーンITアワード 2011」開催
2011/10/03 10:37
「グリーンITアワード」は、IT(製品・サービス)の省エネに貢献した企業と、IT(の活用)による社会の省エネを図った企業を表彰する制度で、2008年に第1回を開催。今回で4回目となる。
式の冒頭、挨拶に立った矢野会長は、「東日本大震災で、日本は従来以上に節電・省エネが求められている。今回受賞した企業の省エネ製品・システムが、国内だけでなく、海外でも生かされることを願っている」と期待を表明した。
表彰項目は、「ITの省エネ」と「ITによる社会の省エネ」のそれぞれで設定し、荒川泰彦審査委員長を中心に選んだ。
「ITの省エネ」部門では、NTTデータのプライベートクラウド「Lindacloud」が経済産業大臣賞を受賞。経済産業省商務情報政策局長賞には、アルプス・グリーンデバイスのリカロイ パワーインダクタ「GLMCシリーズ」、グリーンIT推進協議会会長賞は、稼働上限温度40℃対応の省電力プラットフォーム製品群を開発・販売したNECが受賞した。また、グリーンITアワード審査員特別賞は、IDCフロンティアの環境対応型次世代データセンターと、ソニー/ソニーイーエムシーエスのBlu-Ray Discレコーダーが受賞した。
「ITによる社会の省エネ」では、経済産業大臣賞としてパナソニックグループおよび三洋電機が受賞。ITを活用した創蓄省エネデバイスの連携制御による省エネの取り組みが評価された。経済産業省商務情報政策局長賞は、ITを利用して40%以上の節電を実現する「UBITEQ GREEN SERVICE」を提供するユビテック、グリーンIT推進協議会会長賞は三井住友銀行、グリーンITアワード審査員特別賞は、富士通と富士ゼロックスが受賞した。
式典には、経済産業省の牧野聖修副大臣が出席。「大震災の後、エネルギーを取り巻く環境は変化した。『ITの省エネとITによる省エネ』というグリーンITの重要性は増している。ピンチをチャンスに変える起爆剤として、グリーンITを強力に推進する」と挨拶した。(木村剛士)
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