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ワイズテクノロジー、2012年度にビジネスを2.5倍に、節電・BCP需要拡大
2011/10/03 10:37
10月3日、米国本社のターカン・マナーCEOが来日し、記者会見で日本法人の売上実績を公開。マナーCEOは、2010年度、およそ1000万ドルだった売上高を今年度に2500万ドルに拡大するという計画を示した。ワイズテクノロジーのシンクライアント事業を刺激しているのは、節電への対応や、在宅勤務を目指したITインフラ整備といったユーザー企業の動きだ。
マナーCEOは「当社はここ数年、グローバルでも高い成長率を記録しているが、東日本大震災後、とく日本でのビジネスが活発になっている」と、市場の勢いを受けて、来年度以降のさらなる事業拡大への意欲をみせた。
ワイズテクノロジーはシンクライアントのハードウェアだけでなく、シンクライアント端末向けの管理ソフトなど、ソフトウェアも積極的に展開している。日本法人の製品別売上構成では、ハードが7割、ソフトが3割を占めているという。松浦淳代表は、「今後、事業を伸ばすために、ソフトウェアの割合を引き上げる」と方針を語った。
同社は、年内をめどに製品のラインアップを拡充。ローエンド向けモデルを含めたシンクライアント端末3機種の発売に加え、デスクトップへのリモートアクセスを実現するクライアントソフト「PocketCloud Enterprise」を投入する。(ゼンフ ミシャ)
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