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MIJS、中国ビジネスにフォーカスしたミーティング開催
2011/09/20 10:37
「中国市場でビジネスを成功させるためのソリューション」をテーマにした「Open Fantastic Global Meeting 2011」は、中国市場に進出し、現地日系企業を支援してきたMIJSから、中国ビジネスの情報発信が行われた。MIJS理事でサイボウズの青野慶久社長が挨拶した後、第一部では、日本中華総商会会長でイーピーエスの厳浩社長が講演。第二部では、中国でビジネスを展開するウイングアーク テクノロジーズ、サイボウズ、インフォファーム、東洋ビジネスエンジニアリング、WEIC、クオリティソフト、ヴィンキュラム ジャパン、ビーエスピーの8社が、自社ソリューションの導入事例を紹介した。
さらに休憩をはさんで、BCNの奥田喜久男社長をモデレータとしてパネルディスカッションを行った。
冒頭、サイボウズの青野社長が「海外に出て行かないと生き残れない時代に、この会を、何かを学んで次のアクションを起こすことのできる場にしたい」と挨拶した。
第一部は、「グローバル経済情勢における、中国ビジネスのチャンスと成功の秘訣」と題して、イーピーエス厳社長が講演。厳社長は、かつて日本が経験した消費者の志向は、20年の時を経て中国でも起こっていることを説明。「日本は自分のもっている一歩先んじたノウハウ、失敗経験を生かせば、中国に進出できるはずだ」と話した。
第二部では、各社のソリューション導入事例紹介の後、「中国ビジネスの実態と攻略法」と題し、BCNの奥田社長がモデレータとなって、「人(人材)・モノ(製品)・金(売り方)」を切り口にパネルディスカッションを行った。東洋ビジネスエンジニアリングA.S.I.A.事業部の館岡浩志氏、サイボウズの青野社長、WEICの内山雄輝社長、クオリティソフトの中国法人である闊利達軟件(上海)の飯島邦夫総経理、そしてゲストパネラーとして日本中華総商会の理事で、ブロードリーフの大山堅司社長が熱い議論を交わした。
マイクロソフトチャイナに3年間勤め、聴講席にいたクロスボーダープランニングの原義弘氏に、中国の人材について意見を求める場面もあった。
最後に、ゲストパネラーの大山氏がディスカッションを総括。「中国人は必ずみてあげて、評価するのが不可欠で、そこに報酬は必須だ。また、ニーズのあるソフトウェアは、ノウハウが詰まっていれば必ず売れる。現地企業を攻めるなら、パートナーを選ぶのが重要だ」と締めくくった。(鍋島蓉子)
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