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SAPジャパン、安斎新社長が会見、「2011年下期は最低でも2桁成長」
2011/08/30 10:33
2011年上期(1月~6月)の売上高は、前年同期比24%増の2億9300万ユーロ(IFRSベース)だった。安斎社長は、「リーマンショック後、企業は攻めのIT投資を続けてきた。東日本大震災の影響で、企業は一時IT投資を凍結したが、当社のソリューションは投資の優先順位が高かったのではないか。そのため、好業績で上期を終えることができたとみている」と説明した。
顕著な伸びをみせているのは、インメモリデータベース「SAP HANA」やモビリティなど。売り上げに占めるERPパッケージ事業とそれ以外の事業の比率は、「昨年度が75対25だった。現在は60対40になっている」(安斎社長)という。
安斎社長は、2011年下半期の注力分野として、インメモリコンピューティングとモビリティ、クラウドを挙げた。さらに、これらに加えて顧客満足度の向上やパートナービジネスの強化に取り組む姿勢を示した。これまでの施策の成果として、間接販売が前年比で1.5倍に増え、パートナー満足度も8ポイント上昇したことを披露。また、「直接販売か間接販売かどうかを問わず、営業担当者を同じように評価できるように評価制度を改めた。その結果、社員のモチベーション向上につながった」と話した。(信澤健太)
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