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矢野経済研究所、2011年度の国内IT投資動向、前年度比でプラス成長の維持を予測
2011/07/25 10:33
東日本大震災やそれに伴う景況悪化などの影響について、「影響をうけていない(当初計画・予定と変わらず)」とする回答が63.7%、「影響をうけ、当初計画・予定よりも減少傾向」が18.7%、「影響をうけ、当初計画・予定よりも増加傾向」が7.8%だった。
「減少」と回答した企業の減少幅は、当初計画予算に対して平均で24.7%の減少だった。一方で、「増加」と回答した企業での増加幅は、27.3%。アンケート調査結果から、「わからない」を除く541社の当初計画に対する変動幅を加重平均で求めると、2.8%減となった。ただし、10年8月時点で11年度の国内IT投資を前年度比3.2%増と予測。2.8%という計画値の減少幅は、3.2%という数字を下回ることから、11年度の国内IT投資は前年度比でプラスを維持するとみている。(信澤健太)
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