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日本IBM、パートナー向けイベント「Impact 2011」を開催、ソフトウェア事業の新トップ・金子岳人氏が挨拶
2011/07/14 10:33
イベントの冒頭、8月1日付で専務執行役員ソフトウェア事業担当に就任する金子岳人氏が登場。金子氏は、7月31日付で退任する川原均専務執行役員ソフトウェア事業担当から「昨日、ソフトウェア事業の業務執行を引き継いだ」として、「今後、ご支援とご指導をよろしくお願いします」と、パートナーに挨拶した。
続いて行われた基調講演で、市場調査などを事業とするアイ・ティ・アール(ITR)の内山悟志代表取締役/プリンシパル・アナリストは、東日本大震災がユーザー企業のIT投資にどのような影響を与えたかについて、同社の調査結果を紹介した。
内山プリンシパル・アナリストによれば、「自社拠点の一部が被災したり、調達先の被災によって事業が遅延したりなど、調査対象のおよそ6割の企業が何らかのかたちで震災の影響を受けた」という。また、震災発生後の2011年度IT投資の見直し状況について、「約35%の企業が見直しを実施済み、または今後見直しを予定している」として、「見直しの結果、IT予算を変更しない、またはIT予算を縮小する企業が大半を占めている」と説明。「全体で、IT予算を減らす企業は約13%だが、これは限定的な影響にとどまる可能性が十分にある」と、前向きな見解を示した。
このほか、リバーサイド・パートナーズ代表パートナーの森時彦氏が「不連続な変化の時代に求められる組織変革とリーダーシップ」について、日本IBM理事ソフトウェア事業WebSphere事業部に伊藤久美事業部長が「俊敏なプロセス指向企業を実現するために」をテーマに講演し、来場者が熱心に耳を傾けていた。(ゼンフ ミシャ)
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