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NTTコムウェア 節電/在宅勤務ソリューションを拡充 ベーシック版を通じて大型案件の獲得を狙う
2011/07/07 10:33
週刊BCN 2011年07月04日vol.1389掲載
サービス事業本部 サービスプロバイダ部 SmartCloud-BU 今里亘 ビジネスユニット長 |
今年5月、1000人以上の企業を狙うDaaS型の「SmartCloudデスクトップ(アドバンス)」の廉価版として、50~1000人の部門単位で在宅勤務を検討している企業に向けたベーシック版を発売した。サービス事業本部サービスプロバイダ部SmartCloud-BUの今里亘ビジネスユニット長は、「広いターゲット市場に最適化したベーシック版は、アドバンス版の導入に向けたドアオープナー商材と位置づけている」という。ベーシック版の展開を通じて、中長期的にアドバンス版の大型案件の獲得を目指していくわけだ。
NTTコムウェアは、「SmartCloudデスクトップ」のベーシック版の投入は震災前から検討・推進していたというが、東日本大震災以後の節電や在宅勤務ソリューションの需要拡大に対応し、ここへきて、短時間で安全なデスクトップ環境を実現するツールとしてベーシック版を訴求している。今里ビジネスユニット長は、「在宅勤務を検討する企業から、数十件の問い合わせを受けている」と、新商材に手応えを感じている。
同社は現在、「SmartCloud」の各サービスを主に直販で展開しているが、今後、パートナーを介した間接販売を本格化して、「2012年をめどに、『SmartCloud』全体で500億円の売り上げを目指していく」(今里ビジネスユニット長)としている。(ゼンフ ミシャ)
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