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東日本大震災の2011年の国内SMB IT市場がマイナス成長へ、IDC Japanが発表

2011/06/22 10:33

 調査会社のIDC Japan(竹内正人代表取締役)は、6月22日、地域別・販売チャネル別の国内中堅中小企業(SMB)IT市場の2011~15年の市場予測を発表した。2011年の国内SMBのIT市場は、東日本大震災の影響によって各地域でIT支出が減速し、マイナス成長に陥るとした。

 IDC Japanは、11年の国内SMBのIT市場は各地域でマイナス成長を予測している。IT支出の前年比成長率は、東日本大震災の被災地である北海道/東北地方でマイナス16.2%、電力供給が不足している関東地方でマイナス13.5%を見込んでいる。

 一方、西日本では、生産を停止している東北地方の生産拠点の代替需要などによって、多くの企業で業績が早く回復する。11年のIT支出前年比成長率は小幅のマイナスにとどまり、近畿地方と九州/沖縄地方ではマイナス2.2%と予測した。

 IDC Japanは、12年はサプライチェーンの回復や復興需要の拡大によって業績が回復するSMBが増加し、北海道/東北地方を除いて、各地域でプラス成長に転じるとみている。(ゼンフ ミシャ)

国内中堅中小企業IT市場 地域別前年比成長率予測(2009年~2012年)
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外部リンク

IDC Japan=http://www.idcjapan.co.jp/