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中国・山東省煙台市で新たなソフトウェアサービス拠点立ち上げへ
2011/06/20 10:33
──なぜ、ソフトウェアパークの建設計画がもち上がったのですか。
畢副主任 煙台市は地理的に日本と韓国に近く、日本語教育も盛ん。大阪との直行便があります。食品・機械・電子情報・鉱業に強みをもち、とくに金の採掘では中国一の生産量です。しかし、工業系に強い一方で。サービス関連の産業は弱い。そこで、ハイテクサービスに投資して発展させることを決めました。
──誘致対象は主に日本企業と考えていいのでしょうか。
畢副主任 ハイテク、ソフトウェア、アウトソーシングを、日本と韓国から誘致したいと考えています。また、中国国内企業や、外資・合弁企業などを誘致します。
──中国にはソフトウェアパークが相当数ありますが、そのなかで煙台のソフトウェアパークはどのような特色をもっていますか。
畢副主任 ソフトウェアパークの先輩にあたる大連市の施策をベースに、煙台市も特別な環境をつくります。まず、独立地域として10km2の敷地にソフトウェアパークを立ち上げて、水準としては中レベル以下のデータ処理から始めようと考えています。メリットは、人材コストが大連の2分の1と安いこと。教育にも熱心で、人材は豊富です。またリゾート地に近いなど、自然環境も豊かです。
──第1期工事の着工はいつですか。
畢副主任 今年8月に、1棟目の建設に取りかかります。まず1.2km2を開発します。
──大連ソフトウェアパークの場合は、政府の政策に従って、民間主導で開発しました。煙台では政府、民間のどちらが主導していくのでしょう。
畢副主任 政策は政府主導で、民間の投資を得てつくる方針です。
──ありがとうございました。
(鍋島蓉子)
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