ニュース
日立製作所、中国・吉林市のデータセンター建設で外気冷房導入を支援
2011/05/30 10:26
Infoholdは、中国吉林省内でサービスを提供するDC運営会社で、中国でのDCサービス需要の高まりを受けて、第二期大規模データセンタを吉林市に新設する。この際、運用コストの低減、とくに電力消費の削減が急務となっていた。日立製作所は、半導体工場で培ってきたクリーンルームでの高精度外気処理制御技術とフィルタリング技術を活用した「外気冷房システム」を採用。PUE1.3以下のDCを日立が設計し、Infohold新DCの省電力化を実現する。
日立情報システムズは、中国市場でシステムの遠隔監視やヘルプデスクなど、付加価値の高いシステム運用サービスをBPO(Business Process Outsourcing)のかたちで展開することを目的に、広東華智科技と共同で合弁会社「広東華智立信軟件」を広東省広州市に設立。6月に本格的にビジネスを立ち上げる。日立製作所では、一連の案件は「大きな枠組みのなかでは、日立グループ全体の中国ビジネスの一環」(日立製作所広報)と、グループ各社が相互に連携しながら中国ビジネスの拡大に努める。(安藤章司)
- 1
関連記事
日立製作所、中国「広州ナレッジシティ」構築協力で合意、日系では初
日立製作所 統合システム運用管理「JP1」 中国市場で本格拡大へ
日立、海外での環境配慮型DC事業の体制を強化、中国法人に専門組織を設立
<日立情報システムズ特集>コンテナ型DC、販売本格化 遠隔運用・監視サービスと組み合わせ