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ブラザー販売、「JUSTIO」からコンパクトで高速なビジネスプリンタ、A3カラー機とA4モノクロ複合機
2011/05/17 10:26
A3カラーインクジェットプリンタ「MFC-J6710CDW」は、従来機「MFC-6490CN」に比べ、モノクロ印刷が約2.4倍の12枚/分、カラー印刷が約2.6倍の10枚/分に高速化した。また、紙を節約する最大A3サイズまでの自動両面プリント機能を標準搭載した。さらに、スキャン速度を向上したほか、従来機に比べヘビーユーザーに適した機能を多く搭載した。登録番号に簡単操作でファックス送信ができる「ワンタッチダイヤル」の登録件数も増やした。
同社によれば、ビジネスインクジェット市場は、同社が2008年に発売した「MFC-6490CN」の影響で拡大。レーザープリンタに比べて省電力で運用コストが安くすむことがうけた。しかしその後は伸び悩み、直近ではキヤノンが攻勢を強めているという。このため同社は「現状のA3ライトユーザーを押さえつつ、より耐久性やプリントボリュームを求める層への浸透を狙う」(担当者)として、A3カラーインクジェット複合機の新製品を投入した。
「ジャスティオ」シリーズのモノクロレーザー複合機の新製品は、上位機種から「MFC-7460DN」「DCP-7065DN」「DCP-7060D」。いずれも印刷速度を従来機の21枚/分から26枚/分に高め、コンパクトサイズのボディに自動両面プリントを標準搭載したほか、厚紙に対応する「2Way給紙&排紙」で紙対応力を大幅に強化した。(谷畑良胤)
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