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IDC Japan、国内ディスクストレージ市場調査、NASとSANへのシフトが進む
2011/05/16 10:26
市場規模は、前年比1.6%減の1687億6900万円だった。メインフレーム・ディスクストレージシステムの売り上げが前年に比べて13.9%減少したことが響いた。ただし、SANやNASなどの「オープンネットワークストレージ」が伸びたことで、09年に比べて前年比較のマイナス幅は狭まった。
SANとNASを合わせたオープンネットワークストレージは、前年比8.0%増。詳細をみると、NASはファイル共有のほか、バックアップ、アーカイブなどの用途が広がっていることが成長につながって19.3%増。また、iSCSIはサーバーの仮想環境で利用するネットワークストレージとして採用されるケースが増えて76.9%増となった。
サーバーに直接接続するDASの売り上げは前年比17.1%減で、IDC Japanは「DASからオープンネットワークストレージへの投資シフトが一段と進んでいる」と分析している。(木村剛士)
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