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オーシャンブリッジ、スペイン発のソーシャル・コラボレーション・ツール「Zyncro」
2011/05/10 10:26
「Zyncro」は、社内のファイルの保管・共有機能に加え、TwitterやFacebookなどのソーシャルネットワークを利用して、社内で共有したい情報を掲示板に投稿できるマイクロブログ機能などを備えている。部署やプロジェクトごとにメンバーを限定したグループ設定のほか、招待したメンバーだけがメッセージやファイルにアクセスできる設定などに対応する。社内の既存アプリケーションとの連携ができる。
セキュリティ面では、すべての通信をSSLによって暗号化することや、クラウド上に保管されるファイルやメッセージをAES-256によって暗号化すること、システム管理者によるユーザー権限管理ができるなど、強固な保護を実現しあた。
iPhone/iPadに対応しており、2~3か月以内にはAndroid OS搭載のスマートフォンにも対応を予定している。利用料は、5ユーザー(ストレージ容量1GB)までが無料で、60ユーザー(960GB)までが月額700円から。このほか、ユーザー数/容量が無制限のプランをオープン価格で用意する。
Zyncro Tech社のルイス・フォントCEOは、「企業では、セキュリティに関する懸念などで、まだソーシャルネットワークの利用が限られているが、セキュリティが充実している『Zyncro』を商材に、“ソーシャル”なビジネススタイルの普及を加速させたい」と、「Zyncro」の展開に期待を表明した。
オーシャンブリッジの高山知朗社長は、「Zyncro」事業の売上目標を、11年度は2200万円(100社)、12年度は1億6000万円(260社)、13年度は3億9000万円(370社)と見込んでいる。「『Zyncro』は、当社のプロダクトメニューのなかで、売上比率が高くなる商材」(高山社長)と、「Zyncro」を今後の主要商材に位置づける。販売は、初期段階は同社の既存顧客をターゲットに直接販売するが、今後、販売パートナーを介した展開を行っていく方針だ。(ゼンフ ミシャ)
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