ニュース
NetEvents APACプレスサミット 注目高まるアジアのクラウド市場 ネットワークベンダーが開拓を加速
2011/04/28 10:26
週刊BCN 2011年04月25日vol.1380掲載
「NetEvents APACプレスサミット」では、ブロケードやヒューレット・パッカード(HP)をはじめ、ネットワークの検証を行う英スパイレントコミュニケーションズや、イーサネットを展開するカナダのアクシーディアンネットワークスなど、ネットワーク関連の主要プレーヤーが集まり、アジア太平洋地域におけるクラウドの取り組みを披露した。
各社は、現時点で米国やヨーロッパを主要なマーケットとしているが、アジアでのクラウド需要の急増を受け、アジアを重視した事業に本格的に取り組んでいく考えを示した。スパイレントコミュニケーションズは、最近、中国・北京に大規模な研究所を設立し、中国や日本での事業拡大を急いでいる。ウィリアム・バーンズCEOは、「日本ではNTTとNTTドコモが当社の最も大きい顧客で、今後も、彼らと強いパートナーシップを図って、ビジネスを展開していきたい」としている。
アジアのクラウド市場の開拓を目指すのは、欧米のベンダーにとどまらない。インドの大手クラウドサービスプロバイダであるタタコミュニケーションズは、インドをはじめ、シンガポールや香港、マレーシア、タイなどで、IaaS型サービス「InstaCompute」の展開を推進している。(ゼンフ ミシャ)
- 1
関連記事
「NetEvents APACプレスサミット」をマレーシアで開催中、クラウド/仮想化のトレンドを披露