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内田洋行、米エバーノートのクラウドサービスを活用した新サービス
2011/04/20 10:26
「ウチダ・ビジネス・クラウドサービス」は、有料のクラウドサービスやソーシャルネットワークサービスなどに代表される無償サービスなどを、独自に連携・連動させるもの。柏原社長は、「5年前にネットワークテクニカルセンターを立ち上げて、クラウドサービスの事業化を進めてきた」と経緯を説明する。
第一弾として、米エバーノートのクラウドサービス「EVERNOTE」と連動し、手書きのアナログ情報を検索可能な文字情報に変換・蓄積することのできるOAボード「書撮りくんEN」を、6月20日に発売する。5月10日にベータ版の提供を開始する。
コンセプトは、「クラウドとITデバイスを親和性のある機能に結び付けることで、機能だけでなく運用までトータルに提供すること」(朝倉仁志執行役員オフィスエンジニアリング事業部長)という。
具体的には、内田洋行のOAボード「書撮りくんEN」に接続したAndroid Tablet上のアイコンボタン(タッチ式)を押すだけで、OAボード上に記述したすべてのイメージを、あらかじめ設定してある「EVERNOTE」のディスクスペースに格納することができる。イメージ情報は、オーリッドのクラウド型デジタイズサービス「O-RID-KYBER」を通じて、テキストデータに変換する。「書撮りくんEN」と、テキストデータ化するデータ連携部分は、オーリッドと共同開発した。
サービスの推進・開発にあたって、米エバーノートのソリューションパートナーとして「EVERNOTE」を組み込んだアプリケーションの開発に取り組み、プレミアムライセンスの販売も手がける。
「書撮りくんEN」の価格は、価格30万円~40万円程度を予定(Android Tablet、ソフトウェアを含む)。デジタイズサービスとのセットでは、月額1万円程度(3年リースの場合)になる。(信澤健太)
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