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ワンビ iPhone/iPadの遠隔消去、設定管理
2011/03/31 10:22
週刊BCN 2011年03月28日vol.1376掲載
独自アプリケーションを迅速に配信
加藤貴 社長 |
提供を開始した遠隔消去・設定管理製品「トラストデリートfor iPhone/iPad」の提供方法は、企業内に構築するエンタープライズ版と、ワンビのデータセンターで運用する「プライベートクラウド版」の二つがある。このiPhone/iPad版では、盗難と紛失時に遠隔から端末の初期化、ロックを実行する。
また、アップルが提供するMDM(モバイルデバイス管理)APIを利用することで、端末を設定管理する新たな機能を追加した。
MDM APIの利用により、従来は企業独自のiPhone/iPad用アプリケーションも、アップルの許可を得たうえで、iTunes上からしか配信できなかったが、この製品を使えば、アップルの審査を経ることなく迅速に配信できるようになる。
さらにサーバーを介して、端末のネットワーク設定やセキュリティポリシーの適用、変更などが容易になる。
加藤社長は「500台以上の端末を管理している企業にメリットを感じてもらえるはず。既存パートナーにアプローチするほか、新規販社の販路も開拓したい」と意気込んでいる。現在はiPhone/iPad版だけだが、Android版、Windows Phone向け製品の開発も進める。
ワンビでは、製品の発売に伴い、文教向けのチャネル拡大を狙い、学校法人を対象として、2012年3月までプライベートクラウド版の利用を無料にするキャンペーンを展開している。(鍋島蓉子)
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