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日本アビオニクス プロジェクター事業の拡大へ
2011/03/10 10:26
週刊BCN 2011年03月07日vol.1373掲載
SIerとの関係を強化
映像機器営業部 新屋明彦部長 |
プロジェクター事業の拡大に向けた主力商材とするのが、2月に発売した上位モデル「iP-03」だ。この機種は、書画カメラを内蔵し、プロジェクターの上に印刷物を載せるだけでそのまま映し出すことができるなど、高機能を備えながらも従来比で重量を約35%減、体積を約20%減と、小型・軽量のボディを採用している。斜めからも投映できる広範囲横キーストン補正機能を備える。明るさは3500ルーメンで、広い会議室や大きなスクリーンでも、鮮明な映像を映し出すことができる。
「iP-03」を武器として新屋部長が狙っているのは、4月の新人社員の入社に伴う企業の研修用需要だ。「企業では、グループでディスカッションをする『参加型研修』が増えているので、手書きで文章を書いて乗せるだけで映し出せるプロジェクターに対するニーズが高まっている」とみている。企業が新入社員の教育に力を入れて時期を「iP-03」の商機と捉えているわけだ。
同社は、「紙を載せられる」をキーワードに他社製品との差異化要素を強調しつつ、「SIerと深い関係を築き、チャネルを強化することに注力していく」(新屋部長)としている。(ゼンフ ミシャ)
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