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NEC プラットフォーム事業の中期計画を発表
2011/03/03 10:26
週刊BCN 2011年02月28日vol.1372掲載
売上高4100億円の確保、海外比率上昇へ
プラットフォームビジネスユニットは、サーバーやストレージ、PBX(構内交換機)などの情報・ネットワーク機器とミドルウェアの開発・販売を担当する事業部門で、2009年度の売上高は3737億円、全売上高の10%強を占める。内訳をみると、サーバーやストレージなどの「ITハードウェア」が33%で「ITソフトウェア」が23%、「ネットワーク」が44%。海外売上高比率は09年度が25%だが、ネットワーク事業だけをみれば50%を海外市場での売上高が占めている。ただ、営業損益は17億円の赤字に転落している。2012年度を最終年度にした中期事業計画では、同ユニットで売上高4100億円、営業利益200億円を目指す計画を立てた。国内は年率1%、海外は同9%で伸ばす考え。売上高の内訳はITハードウェア事業が30%、ITソフトウェアが25%、ネットワークが45%とした。
強化分野は、「UNIVERGE」を核としたユニファイドコミュニケーション製品・サービスの拡販と、クラウド基盤構築およびクラウドを構成する製品の販売事業強化。加えて、環境配慮を意識したサーバーの世界市場での拡販──の三つに照準を合わせている。
なかでも、サーバー事業の強化施策について、プラットフォームビジネスユニットを統括する山元正人・執行役員常務は、「PC事業の共同展開でレノボと提携したが、サーバー事業でも協力することも検討したい」と説明。NEC製サーバーを中国市場で販売する意向があることを示唆した。(木村剛士)
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