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ワイズテクノロジー、売上げ倍増へ、3-5年後にコンシューマ向け展開も
2011/03/03 10:26
米国に本社を置くワイズテクノロジーは、2010年のグローバルでの売上高が5億ドル弱で、日本を中心としたアジア地域の売上構成比は約20%だった。松浦淳リージョナルマネージャは「市場の活性化を受け、売上げを倍増させていきたい」と意欲を示す。ユーザー企業向けのイベントを開催するなど、PR活動に注力している。日本がけん引するかたちで、2013年をめどにアジア地域売上構成比をおよそ40%へ引き上げる計画だ。
米本社のターカン・マナーCEOは「2013年は、米国とヨーロッパ・アフリカの売上げ比率がそれぞれ30%になって、アジアの比率を下回ると予測している。アジアで最も大きい市場は日本。シンクライアントの市場環境が整っており、当社の大きなマーケットになりつつある」としている。
同社は2004年に日本法人を設立。シンクライアントソリューションベンダーのエム・ピー・テクノロジーズ(佐藤直浩社長)を主な販売パートナーとして、シンクライアントのハードウェア/ソフトウェア/サービスを提供している。得意とする業種は、公共のほか金融や製造、医療などと幅広い。ユーザー企業の比率は、大手企業(LE)と中小企業(SMB)がそれぞれ約50%だ。
今後は、コンシューマ向けの製品展開も開始。マナーCEOは「3-5年後をめどに、コンシューマ向け展開を実現したい。現段階で、スマートフォンなどを使って個人用パソコンのデータにアクセスできる製品を、通信事業者と組んで提供することを検討している」という。法人・個人分野ともに、日本市場のポテンシャルに大きな期待を示している。(ゼンフ ミシャ)
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