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バックボーンがパートナー向けイベント開催、クエストとの統合を語る
2011/02/28 10:22
バックボーンは、6月をめどにクエストと統合。日本法人の新社長にはバックボーンの大越社長が就任する。バックボーンの製品群は、クエストのデータ保護事業の一つとなる。
セミナーではまず米クエストでデータ保護、仮想化とクラウド事業を担当するCarl Eberlingバイスプレジデントが登壇し、世界23カ国、60拠点を展開しているクエストの概要を説明した。クエストは、オンプレミスや仮想化、クラウドなど、複雑化するインフラに対して、それを簡素化するソリューションを提供している。Eberlingバイスプレジデントは「バックボーンを買収したことによって、当社は異機種間でLinuxやWindowsをサポートできるようになった。それだけでなく、バックアップ/リカバリにかかる時間も短縮できる。バックボーン製品と既存製品をあわせることで、使いやすい製品を提供できる」とメリットを語った。
続いてバックボーンの大越社長が「新生Quest Japanの販売戦略」として、日本におけるバックボーンとクエストのビジネスについて話した。大越社長はクエストとの合併について「クエストは同じ独立系ソフトウェアメーカーであり、バックアップの製品を探していた。私たちが買収先を選べたとしても、クエストを選んでいた。決してネガティブな買収ではない」とコメントした。
クエストはマイクロソフトやヒューレット・パッカード、デル、NTTグループのディメンション・データなどのプラットフォームメーカー、チャネルパートナーと幅広いビジネスを展開している。世界市場では、パートナー経由が50%、直販が50%、アジアでは95%以上をパートナー経由で展開している。データ保護事業は、100%がパートナービジネスだ。大越社長は「クエストとの統合によって、パートナーは、これまで開拓できていない市場開拓が可能になる」として、ビジネスチャンスの拡大を訴えた。(鍋島蓉子)
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