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日立製作所、中国市場向け簡易導入型生産管理パッケージの販売を開始

2011/02/28 10:22

 日立製作所(中西宏明社長)の中国現地グループ会社である日立信息系統(上海市、村瀬武志総経理)は、中堅製造業向けに最短1か月で導入できる簡易導入型生産管理パッケージ「GEMPLANET/WEBSKY-Light(ジェムプラネット/ウェブスカイ-ライト)」の販売を2月28日に開始した。

 「GEMPLANET」は、日立製作所が独自に開発したERPで、このなかの生産管理モジュールが「WEBSKY」シリーズ。今回、中国で販売を始めた「WEBSKY-Light」は、「WEBSKY」の簡易導入型モジュールだ。まず、中国に進出している日系企業を中心に販売し、その後、現地パートナー企業と協業して中国地場企業への納入を本格的に開始する。現行製品の「WEBSKY」と合わせて、2015年までに800社以上での導入をめざす。

「WEBSKY-Light」から「WEBSKY」への移行イメージ
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 中国市場の急激な成長や円高を背景に、多くの日系製造業が中国へ進出している。ユーザーは、初期コストの削減やグローバル市場の変化への適応などから、「工場の立ち上げを迅速かつ確実に行いたい」(竹山雄一日立製作所情報通信システム社産業・流通システム事業部GEMPLANETソリューション部長兼WEBSKYセンタ長)というニーズが増大している。

竹山雄一日立製作所GEMPLANETソリューション部長兼WEBSKYセンタ長

 こうした背景を踏まえ、日立グループは、新規工場を立ち上げる際に必要となる機能に特化した生産管理パッケージ「WEBSKY-Light」を開発。中国市場での「WEBSKY」シリーズ拡販に弾みをつける。「WEBSKY-Light」は、上位製品である「WEBSKY」への移行が容易で、ユーザー企業はシステムに重複投資することなく、工場の発展段階に合わせて継続的に管理レベルを向上できるのが強みだ。

 当面は、中国市場限定での販売で、価格は下記の通り。価格はフルバージョンの「WEBSKY」から3~4割抑えめに設定した。将来は、日系製造業の進出割合が多いASEAN地区への投入も検討している。(安藤章司)

■「WEBSKY-Light」および関連商材のの価格
WEBSKY-Light (ライセンス)=10万人民元(5ユーザー)から。
WEBSKY-Light導入コンサルティングサービス=6万人民元から。
WEBSKY-Light サポートサービス=ライセンス価格の15%/年
WEBSKY-Lightアップグレードライセンス=27万人民元(5ユーザー)から
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外部リンク

「GEMPLANET/WEBSKY」(日本語)=http://www.hitachi.co.jp/websky/nr0225/

「GEMPLANET/WEBSKY」(中国語)=http://www.hiss.cn/solutions/websky_top_cn.html

日立製作所=http://www.hitachi.co.jp/

日立信息系統=http://www.hiss.cn/solutions/websky_top_cn.html