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イーディーコントライブ コピーガード製品を一般企業に拡販 USBなどへ簡単に禁止機能を搭載

2011/02/24 10:22

週刊BCN 2011年02月21日vol.1371掲載

 イーディーコントライブ(川合アユム社長)は、重要データをDVD-RやUSBメモリに格納して配布する際、リスク対策を施すことができるコピーガード機能を埋め込んだDVD-R/USBメモリ作成用ソフトウェア「Contents Guardian(コンテンツガーディアン)」の販売を強化している。これまで官公庁・自治体・教育機関を中心にコピーガード付きUSBメモリを販売してきたが、最近、一般企業でコピーガード対応製品の需要が高まっているため、ソフトを商品化した。

小椋量友紀
マーケティング担当部長
 「Contents Guardian」は、従来のコピーガード技術と異なり、データに加工する必要がない。過去に作成したコンテンツや自社で作成したプレゼン資料などに、簡単にコピーガードを施すことができる。流出・違法複製の防止機能が豊富で、ファイルコピー禁止をはじめ、クリップボード、スクリーンショット、メール添付の禁止や印刷の制御ができ、コンテンツの流出を防ぐことができる。異なる形式の音声・動画、PowerPointなどが混在していても、簡単にコピーガードが可能だ。

 同社には、長年培ったデジタルコンテンツの著作権保護技術であるコピープロテクトやコピーガード、DRMのノウハウがある。この技術力を生かし、一般企業が制作したデジタルコンテンツを安全に社外へ配布するセキュリティ製品を開発してきた。今回の製品について小椋量友紀・マーケティング担当部長は「コピーガードを用いた製品は、官公庁・自治体や学校などで使われ始めている。一般企業でも、デジタル情報を配布する際に、違法コピーなどの対策として当社の製品が求められている」という。

 「Contents Guardian」は、「相手先でデータを閲覧するだけとか、出版業界で普及しつつある電子書籍などのデータを加工する業者とのやり取り、フランチャイズ店への各種データ配布などで、需要が高まってくる」(小椋部長)とみる。同社には、既存製品としてコピーガード付きのUSBメモリ「Sdshelter」シリーズと、高度なセキュリティ機能を備えたUSBメモリ「TRAVENTY」シリーズがある。最近は、地域のSIerなどから自治体案件などで使いたいというケースが増えているという。小椋部長は「PCクライアント管理ツールとの相性がよく、ツールを販売する販社にも供給できるようにしたい」と考えている。(谷畑良胤)
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