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日本IBM「愛徳会」 「S-1グランプリ」を開催

2011/02/24 10:22

週刊BCN 2011年02月21日vol.1371掲載

 日本IBM(橋本孝之社長)のビジネスパートナー会である「愛徳会」は、2月9日、会員企業の成功事例やソリューションを表彰するイベント「S-1グランプリ」を東京・箱崎の日本IBM本社で開催した。最優秀賞は、オーイーシー、東京日産コンピュータシステム、日本ビジネスコンピューター(関東・北信越)の3社が受賞した。

3社が最優秀賞を受賞

 「S-1グランプリ」には、北海道・東北から九州までの各地区の予選を勝ち抜いた11社が集まり、各社が20分ずつのプレゼンテーションで自社の事業の取り組みを紹介した。発表後に審査委員会が最終選考を行い、受賞企業を発表。

 愛徳会の小山脩会長は、「コンテストのルールで3社を選定しなければならないが、僅差でこの3社を選んだ」と、11社全社のビジネス活動を評した。「S-1グランプリ」では、参加企業が「価値と先進性」「お客様満足度」「プロセスの創意工夫」「横展開の可能性」「プレゼンテーション」の五つの観点から競い合っている。

 最優秀賞を受賞した3社のうち、オーイーシー(岩本祐佳氏)は、「Smarter Citiesへの挑戦」と題して、地方公共団体のごみ収集業務の見える化/最適化の事例を発表。審査委員会は、「リアルタイムのデータ分析に基づいた、的確な判断によるコスト削減を実現した」ことを評価した。

 東京日産コンピュータシステム(田代真人氏)は、ユーザー企業を主体にしたサービスで移行に成功したEDI(電子データ交換)の仮想アプライアンスの事例を紹介。審査委員会は、「EDIの効果を可視化するとともに、受発注取引先との連携強化に大きく貢献した」と授賞の理由を述べた。

 日本ビジネスコンピューター(関東・北信越、橋本一彦氏)は、業務コンサルティングの観点から、ビジネスプロセス・モデリングソフトウェア「IBM WebSphere Business Modeler」による業務モデリングとシミュレーションの活用事例を発表した。審査委員会は、「ムダな業務の洗い出しと、効率化の追求を高く評価した」とコメントした。(ゼンフ ミシャ)

(左から)岩本祐佳氏、橋本一彦氏、田代真人氏
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